抄録
現在IAEAの保障措置は合理化の道を探っている。わが国も、2004年の拡大結論を受け、統合保障措置への移行期にある。これまでの保障措置は、INFCIRC/153に従って国内計量管理に基づいた査察が行われてきたが、今後はランダム査察や追加的補完アクセス等を用いることで、IAEA査察業務量自体は低減されていく。こうした状況において、今後IAEAと国内計量管理の協力が一層重要となり、計量管理の品質の維持・向上が統合保障措置の成功の鍵になるだろう。最終的には、各国の計量管理制度というシステムをIAEAが監査するという品質保証と似た形態になっていくことを射程にいれ、その第一歩として、現在の日本の計量管理制度の実情をマネジメントシステムという観点から調査し、報告する。