抄録
BWR一次冷却系構造の腐食環境の主な指標として腐食電位が用いられる。本研究では、酸化種濃度を求めるラジオリシス解析コードと、この解析結果より腐食環境を評価する腐食電位解析コードを開発した。ラジオリシス解析は熱流動コードRELAP5と連携し、流れに沿って水質化学種濃度を計算している。腐食電位解析は混合電位モデルを用いて、特に材料側の分極特性には過酸化水素雰囲気での濃度変化を反映させている。精度向上のため、主要パラメータに関する感度解析に基づいてコード改良を行った。これにより、実測値と比較した精度解析では実用に足る結果を得た。