抄録
N-シクロヘキシル-2-ピロリドン(NCP)等のピロリドン誘導体によるウラニルイオン選択的沈殿法を基本とした2つの沈殿主工程から構成されるFBR使用済燃料を対象とした簡易再処理システムの開発を行っている。本検討では、NCPにより、U(VI)-Pu(IV)溶液からU(VI)のみ或いはU(VI)-Pu(IV)の沈殿を作り、これを長期にわたって観測することでα線照射の影響を調べた。α線による溶液平均の吸収線量率は約3kGy/dであったが、このときの単位吸収線量率当たりのU溶出率は、γ線照射の場合と比較して、決して大きい値ではなかった。