抄録
段階的に実施される高レベル放射性廃棄物地層処分の最終処分地選定においては、文献調査に引き続いて実施される地上からの地質環境調査・評価は極めて重要である。本研究では、ボーリングや物理探査等によって実施される地上からの地質環境調査で利用可能な調査技術(シーズ)と地質環境調査のアウトプットとなるべき事項(ニーズ)を網羅的にして、地上からの地質環境調査全体を俯瞰するロードマップとして、両者を結ぶ地質環境調査・評価の流れを調査システムフローとして構築した。本報では、このようなロードマップの重要性、調査システムフローの概要、地質環境調査の事例、コンピュータ上で使用するためのIT化、そして、地質環境調査の計画策定、関係者間の情報管理ならびに内部・外部への説明への活用方策について紹介する。