抄録
原位置試験に向けたデータ取得を目的として、幌延堆積岩を用いてHDO及びI-の拡散試験を行い、実効拡散係数(De)を取得した。その結果、HDOのDeは10-10m2/s程度の値が得られ、間隙率の減少に伴い低下する傾向が見られた。I-のDeはHDOに比べて低い値が得られ、陰イオン排除効果の影響が考えられた。岩石中のDeは間隙率に対して両対数グラフで線形関係があることが知られている。本試験で得られた幌延堆積岩に対するDeも、これまでに報告されている堆積岩中の陰イオン及び中性核種の傾向とよく一致した。