抄録
本研究では、原子力用途を第一の目的とした核種分布の非破壊分析システムを構築するため、中性子共鳴吸収分光法(Neutron Resonance Absorption Spectroscopy; N-RAS)と計算機断層撮像法(Computer Tomography; CT)法の組み合わせによる分析法(N-RAS/CT)を提案し、実際に北海道大学の45MeV電子線ライナックに中性子共鳴吸収分光器および断層撮像用CTステージを建設した。これを用いて断層撮像用の中性子共鳴吸収スペクトル測定を行うことで、小型加速器中性子源を用いた測定システムにおいて1mm程度の分解能で核種分布の断層イメージング結果が得られた。