日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年秋の大会
セッションID: B23
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核データ測定技術
多重即発γ線測定用高速データ収集システムの開発
*木村 敦藤 暢輔小泉 光生古高 和禎金 政浩大島 真澄
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抄録
我々のグループでは、大強度陽子加速器計画(J-PARC)の物質・生命科学実験施設(MLF)において、マイナー・アクチニド等の中性子核データ取得を目的に、多数のGe検出器を用いたTOF実験を行う予定である。しかしながら、MLFでの実験位置での中性子強度は1.1x108 n/s/cm2と非常に強いため、我々がこれまでに利用してきたデータ収集システム(DAQ)では対応しきれず、より高速な 8を開発する必要がある。そこで、現在使用しているDAQを改良した新しいDAQの開発を行った。 その結果、エネルギー分解能は1.33-MeVのγ線に対して半値幅が2.4-keV、不感時間が1イベントあたり3.3 µs、最高イベントレート300k events/sでの測定が可能になったので報告する。
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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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