京都大学
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多層膜中性子ミラーはブラック反射を利用して、広い波長範囲で全反射できるスーパーミラーとして使用でき、磁性体を用いて、中性子の磁気散乱ポテンシャルを制御することにより、中性子のスピン状態を選別する偏極素子としても使用できる。 従来まで反射型ミラー開発のみを行ってきたが、実際の偏極デバイスとして分光器への利用にはビームラインを変更しない透過型も重要である。今回透過型を開発したのでその報告を行う。
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