日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年春の年会
セッションID: C23
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中性子測定
高速中性子測定のための光ファイバー検出器の開発(3)
*八木 貴宏三澤 毅宇根崎 博信卞 哲浩代谷 誠治
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抄録
空間分解能が高くリアルタイムの測定が可能な中性子検出器として、光ファイバーを用いた検出器(以下、「光ファイバー検出器」と書く)が開発されてきた。この検出器は、使用する物質を変えることで熱中性子や高速中性子のような異なるエネルギーの中性子の反応率を測定することが可能である。これまでに、熱中性子炉、高速炉及び単色中性子源近傍において、中性子の反応率分布測定を行なってきた。しかし、高速中性子の反応率を測定するには、検出効率が低いという欠点を有する。本研究の目的は、異なるエネルギーの高速中性子に感度を持つ光ファイバー検出器の開発を行なうことである。さらに、検出効率の高い新しい光ファイバー検出器を作成することである。実験は、京都大学臨界集合体実験装置(KUCA)で行なった。検出効率の高い新しい光ファイバーには、蛍光ファイバーを使用し、14MeVの中性子を発生する加速器のターゲット前で行なった。
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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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