日本原子力学会 年会・大会予稿集
2009年秋の大会
セッションID: H21
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PIXE
粒子線治療効果を上げるための抗がん剤のがん細胞への集積度の研究
*伊藤 友紀石井 慶造寺川 貴樹山?  浩道松山  成男藤原 充啓菊池 洋平船木 善仁エスマリ トルシャビ アマド有川 潤富樫 貴紀山下 航小屋田 寛秋山 久樹田川 篤志康永 盛欽
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抄録
粒子線治療は、がんのみへの高線量集中が可能なため、低侵襲な治療法として現在注目されている放射線治療の1種である。また、抗がん剤のシスプラチンはマウスにおいて放射線の増感作用が報告されており、放射線治療との併用により相乗効果が期待される。よって、粒子線とシスプラチンの併用治療では、さらに低侵襲な治療が見込まれる。 粒子線とシスプラチンの併用治療を考えるに当たって、シスプラチンのがんへの集積度を調べることが重要である。そこで、シスプラチンの構成元素であるPtが通常生体内には存在しないことに注目し、Ptのがん組織・細胞内での分布をサブミリPIXEとマイクロPIXEを用いて調べることを試みた。
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© 2009 一般社団法人 日本原子力学会
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