日本原子力学会 年会・大会予稿集
2009年秋の大会
セッションID: J01
会議情報
荷電粒子・γ線入射核データ測定
陽子18MeV入射における厚いBe, C, N, O, Al, Cu, Taターゲットからの中性子スペクトルの系統的測定
*萩原 雅之佐波 俊哉松田 規宏中根 佳弘岩元 洋介中島 宏坂本 幸夫桝本 和義
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ポジトロン断層撮影法(PET)が普及し、その薬剤生成用の小型加速 器が多くの病院等に設置されてきている。そのPET用小型加速器の多くが最大加速エネルギー20MeV以下で運転される。施設の放射線安全設計や施設廃止措置後のクリアランス評価にはターゲットやビームダンプ等における加速器構造材からの中性子発生量や放射化量を適切に評価する必要がある。しかし、入射陽子のエネルギーが10-20MeV程度の低エネルギー領域に関しては、計算コード(理論計算モデル)も十分に検証されていない。 本研究では、18MeV陽子による加速器構造材等(ベリリウム、窒素、酸素、炭素、アルミニウム、銅、タンタル)の生成中性子のエネルギー及び0°から150°までの角度分布データの測定を行った。測定結果は、PHITS(核内カスケードモデル)の計算値やENDF/B-VIIと比較した。
著者関連情報
© 2009 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top