除染後における放射能付着抑制処理方法の開発

(VII) 水晶振動子マイクロバランスを用いた浸漬法におけるフェライト皮膜形成機構の検討

抄録

化学除染後の放射能再付着を抑制する技術として、化学除染箇所へフェライト皮膜を形成する技術を開発し、現在までにステンレス鋼及び炭素鋼への皮膜形成条件を確認した。皮膜形成メカニズムを検討するために水晶振動子マイクロバランス法を用いて皮膜形成時の重量変化を連続測定した。その結果、皮膜成長は水溶液中の結晶成長理論で説明できた。