直接応答行列法による炉心核特性解析手法の開発

(10) 並列計算プログラムの開発

抄録

燃料集合体境界面間の3次元応答行列をモンテカルロ燃料集合体解析コードで直接評価する直接応答行列法に対して、計算時間短縮の観点からMPIを用いた並列計算を導入した。並列計算コードでは、並列度に応じた領域分割のため自動領域分割機能を備えている。直接応答行列法による炉心解析では燃料集合体ノードと反射体ノードで計算負荷が異なるため、計算負荷を自動的に平準化する機能を追加した。その結果、PCクラスタにおいて現実的な時間で計算可能であることを確認した。