日本原子力学会 年会・大会予稿集
2010年秋の大会
セッションID: K45
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ヒューマンマシンシステム,高度情報処理
原子力プラント高経年化情報基盤への高度情報処理技術の応用
*白石 夏樹高橋 信若林 利男
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抄録

 本研究ではテキストマイニングを用いた事例データの抽出・解析技術を、高経年化原子力プラントに対する先見的な保守活動における課題解決のための情報抽出に適用することで、効率的に潜在的な劣化メカニズムを特定する手法の体系化を行った。具体的には(1)先見的保守活動における50項目の課題に関わる事例文書(関連文書)の抽出、(2)本研究グループで構築した「類似文書検索システム」を用いた各課題の関連文書と内容の類似する文書の抽出による、探索的な文書情報抽出の実施、及び(3)上記抽出文書群を課題ごとに要約した。そして(4)要約情報をテキストマイニングソフトウェア「SPSS Text Analysis for Survey」により言語学的及び統計学的に解析し、キーワードとそれらの繋がりを視覚的にネットワーク構造化することで、先見的保守活動における課題に対する潜在的な劣化メカニズムの抽出可能性を評価した。

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© 2010 一般社団法人 日本原子力学会
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