抄録
シイタケなどのきのこ類やタケノコは、カリウムと似た化学的性質のセシウムを顕著に取り込む性質がある。福島県に隣接する宮城県南部において採取されたシイタケとタケノコからも福島第一原子力発電所事故由来と考えられるセシウム134、セシウム137が食品衛生法の暫定基準値以下ではあるが検出されている。本研究では、イメージングプレート、電子顕微鏡、PIXE元素分析法等を用いて、シイタケとその原木、タケノコおよびその生育土壌を分析し、放射性セシウムの移行、濃度分布、そのカリウム濃度分布との相関などについて議論する。