抄録
ガドリニウム含有ジルコニウム水素化物をバーナブルポイズンとして高速炉に適用した場合、燃焼反応度を大幅に低減できる。しかし、バーナブルポイズン周辺において出力ピークが起きてしまう。そのため、燃焼反応度の低減を維持し、更に出力平坦化を行う方策について研究した。ここでは、炉心サイクル長を実証炉相当の2.2年とした炉心に対し、水素化物バーナブルポイズンに加え、重水素物バーナブルポイズンの適用を検討した。その結果、水素化物ピン・重水素化物ピンの混合集合体を炉心に適用することで、燃焼反応度はバーナブルポイズン無しの場合の約1/3としたまま、隣接集合体の局所出力ピーキング係数は水素化物ピンのみの場合より15%減少することができた。