日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
セッションID: M41
会議情報
高度センシング
原子炉内温度計測用光ファイバーの熱発光-光吸収特性に対する水素の影響
田中 健一郎*土屋 文永田 晋二四竃 樹男
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
光ファイバーは電磁ノイズの影響を受けないことから、原子炉や核融合炉内の放射線環境下の情報を得るための新規な遠隔計測装置の一つとして注目されている。特に、加熱された光ファイバー自身によって発生する熱発光の強度は温度に依存することから、炉内の温度計測センサーとしての適用が期待されている。これまで、1390㎚の波長における熱発光強度は、ファイバー内に僅かに存在するSi-OH基の熱振動によって生じており、高温環境下の水素および水濃度に大きく影響すると推測されている。本研究では、熱発光と水素の関係を明らかにするため、水素および水濃度の異なる多様な雰囲気に曝された光ファイバーの高温領域の熱発光および光吸収特性の変化について調べた。
著者関連情報
© 2011 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top