抄録
海岸近傍に設置されたコンクリートキャスク貯蔵施設のキャニスタSCC対策の一環として低圧損で塩分捕獲率の高い塩分流入低減装置の開発を行っている。本研究では、実環境での塩分流入低減試験を行い低減装置形状の違い(板長さ、板枚数、装置姿勢等)による塩分捕獲率の影響を把握した。重力沈降効果をモデル化し、流入塩分の粒子径分布および流入流量をパラメータとすることにより、装置での捕獲率を算出する式を導出した。また、飛来粒子の成分分析を行った結果、海水の主成分であるNaCl以外にも硫黄酸化物や窒素酸化物も多く含まれることが分かった。