日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
セッションID: O13
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保障措置技術
定量評価手法を利用した核拡散リスクと核拡散抵抗性との相関分析
*小田 卓司田中 知
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抄録
核拡散リスクの確率論的定量評価手法を利用して,核拡散リスクと核拡散抵抗性との相関を調べた.核拡散リスクの評価モデルは,北朝鮮,インド,パキスタン,イラン等の事例を参照に構築した.そして,そのモデルを利用したマルチエージェントシミュレーションを実施して,核開発の検知確率や開発速度などの核拡散抵抗性の変化が,核拡散リスクに与える影響を分析した.結果として,核拡散抵抗性の効果は国家の状況に強く依存すること,そして,抵抗性の増加が核拡散リスクの効果的な低減につながらないケースがあることが示唆された.
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© 2011 一般社団法人 日本原子力学会
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