約5kg規模のUを用いて(1)電解還元-(2)電解精製-(3)陰極処理-(4)射出鋳造のプロセス連続試験を実施した。約5.7kgのUO2ペレットを電解電流200-50Aで電解還元し、回収物取扱装置によりほぼ全量を電解精製陽極バスケットに移し替えることができた。還元生成物の電解精製を100-30Aで実施し、得られた陰極U析出物を装置内で掻き取り回収した。陰極処理(塩蒸留)で得られたUインゴットは断面観察により内部は高密度の金属であることが確認された。このU金属インゴットを原料にU-10wt.%Zr合金の射出鋳造を行った。上端まで溶融合金が射出され、装荷量の約70%を鋳込むことができた。