日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: Q42
会議情報

中性子角度分布の時間依存性を厳密に考慮した動特性計算手法
(2)検証計算
辻田 浩介遠藤 知弘*山本 章夫上山 洋平桐村 一生
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
動特性解析を行う上では中性子束の時間微分項に対し差分近似を適用するのが主流である。しかし、Method of Characteristics (MOC)を用いて動特性解析を行う場合、従来法と同様に角度中性子束の時間微分項に対し差分近似を適用すると、全セグメントのセグメント平均角度中性子束が必要となるため、膨大なメモリ量を必要とすることとなる。ゆえに、MOCを用いた動特性解析コードDeCARTでは角度中性子束の時間依存性が等方であると仮定して、メモリ所要量を低減している。しかし、この近似誤差が計算精度に与える影響はこれまで評価されてこなかった。そこで本発表では、角度中性子束の時間依存性を厳密に考慮しないことによる近似誤差の影響について報告する。
著者関連情報
© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top