日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: L50
会議情報

液体リチウム自由表面流に関する研究
(3)プローブ計測による表面波の発達過程
*沖田 隆文鈴木-吉橋 幸子帆足 英二加藤 翔金村 卓治近藤 浩夫山岡 信夫堀池 寛
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
核融合炉材料の開発のための高フルエンス中性子源としてIFMIFの開発が進められており、重陽子ビームのターゲットとして液体金属リチウム流が検討されている。装置の健全性と中性子場の確保のために、リチウム流の自由表面波動特性の解明は重要な項目である。我々は、大阪大学液体金属リチウム循環ループを使用し、表面波の発達過程の把握を目的として、ノズルから下流15mmと95mm 、175mmの3地点において、電気接触式液面計を用いて表面変動特性を計測した。実験結果から15mm~95mmと95mm~175mmでの波の増幅率を求めたところ、全流速条件において、下流部と比較し上流部での波の発達率が大きい傾向であることがわかった。また、流速7m/s以上では増幅率が減少傾向にあり、上流部での波高計測のデータから、下流部の波高データを評価することができると考えられる。
著者関連情報
© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top