抄録
比較的大型の放射性物質で汚染した設備を解体する方法として、グリーンハウスを汚染施設の周囲に設置し、作業員が重厚な防護服を着用してグリーンハウス内で解体を行う方法がある。この方法の場合には、作業員の負担が大きいことや作業員が汚染領域と非汚染領域を行き来するため、放射性物質の漏えい管理のための設備が必要となる。さらに、作業員が着用する防護服が二次廃棄物となる。報告する解体テント工法は、汚染設備の周囲にグローブを取り付けたテントを設置し、作業員がテントの外側の非汚染領域から、グローブ作業により汚染設備の解体を実施するものである。解体テント工法は、作業員が汚染領域に立ち入らないことから放射性物質の漏えい管理が容易であり、重厚な防護服が不要となることから二次廃棄物量の削減が可能である。さらに、解体テントの内部に遠隔で操作する切断装置を設置することにより、作業員の負担を大幅に軽減した。