抄録
昨年までの実験で、電力ケーブルの絶縁破壊を引き起こす水トリーの発生実験中にNaIシンチレータの測定値が、時間単位で、ゆっくりと変化する現象が観測された。具体的には、早朝から夕方に計数が増加し、夜減少する現象である。今回、電極の課電を断続させ、昼課電、夜休止のサイクルを数週間繰り返し、放射線計数値の変動を評価した。さらに逆の位相の課電も行った。その結果、両者には大きな違いが見られた。具体的には、昼課電のモードでは、日変化が明確に見られたのに対して、夜課電の場合、変動が不明確となる上にピークの時間的な遅れが観測された。