抄録
SCWRの燃料健全性の重要な指標の一つに被覆管表面最高温度(MCST)があり、通常運転時MCSTを700℃以下に保つものとしている。MCST評価に際し、各種工学的不確定性を考慮する必要がある。SCWRでの工学的不確定性の要因を抽出し、軽水炉の設計例を参考に変動範囲を設定した。また、PWRの最小限界熱流束比の評価及びBWRの最小限界出力比の評価での考え方を元に「通常運転時に99.99%の確率と95%の信頼性でMCSTが700℃を超えないこと」をSCWRの基準としたこと及び各種工学的不確定性を考慮した統計的熱設計結果について報告する。