日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年春の年会
セッションID: L55
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高速炉材料
レーザ・ピーニング処理による改良9Cr鋼表面近傍の組織と残留応力の変化
*中曽根 祐司ジョプリ ヌルアキラ松井 洋明
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抄録
本講演では、改良9Cr鋼にレーザ・ピーニング処理を施し、ピーニングを施した箇所の表面近傍の微視組織の変化を調べた。また、ピーニング箇所の表面の残留応力分布をX線回折法によって測定し、ピーニング処理前の残留応力分布からの変化を調べた。その結果、レーザ・ピーニングにより、集合組織が形成されること、また、表面近傍の残留応力は、ピーニング中心で引張応力となっているが、中心から遠ざかるにしたがって減少し、遠方では圧縮応力に変化する傾向があることなどが明らかとなった。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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