抄録
低レベル放射性廃棄物埋設処分施設（L2施設）では、埋設設備（コンクリートピット）の上部および側部に約2ｍの厚さで難透水性覆土としてベントナイト混合土の施工が計画されている。現在、配合仕様については「Ca型ベントナイトと購入砂による混合土」が検討されており、高い遮水性が要求されている。混合土の練り混ぜ性能は混合土の品質確保の上で重要な課題であり、ミキサの性能によるところが大きい。本研究では、螺旋アームミキサを用いた練り混ぜ試験を実施し、混合率、含水比などが異なる各種配合に対して同ミキサの優れた練り混ぜ性能と高粘性配合への適応性の高さを確認した。
