日本原子力学会 年会・大会予稿集
2013年春の年会
セッションID: O03
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地震加速度付加時の気液二相流の詳細予測技術高度化に関する研究
(14)水平方向加振が上昇気泡囲りの速度場に及ぼす影響
*新井 里枝水野 皓介金子 暁子文字 秀明阿部 豊吉田 啓之高瀬 和之
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抄録
原子力発電所において,地震時における各機器の安全性の確保は極めて重要である.特に地震発生時における地震動による原子炉炉心や配管系の構造の安全性評価は最も重要な要素の1つである.これまで原子炉プラントや配管等の構造物に対する強度評価や耐震設計に関する多くの研究が行われてきたが,地震動が付加された場合における気泡を含む流動系の応答に関する知見は不十分だと考えられる.そこで本研究では,構造物に振動が付加された際の,気液二相流における各相の挙動を可視化することで,振動付加による二相流挙動への影響を解明することを目的とする.本報告では,垂直矩形容器内の静止流体中の上昇気泡流に対して,水平方向に壁面振動を付加した際の,気泡の上昇運動の変動,気泡群の分散挙動についての可視化観測結果ならびに気泡周囲の速度場計測結果について報告する.
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© 2013 一般社団法人 日本原子力学会
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