湿分分離効率向上のための液滴粗大化方法の開発

水滴分散空気流動試験による捕獲・凝集・再飛散機能を有するワイヤメッシュ構造の開発

抄録

蒸気乾燥器や湿分分離器に使用されているシェブロン型（波板型）蒸気乾燥器の液滴捕獲率は、約１５０μm以下の径の液滴に対しては１００％を維持できず、径の微細化とともに減少することがわかっている。本研究では、流動空気中に分散した水の液滴径を計測する試験装置を使って、ワイヤメッシュ層で微細液滴を捕獲、凝集し、１５０μm以上の粗大液滴を放出させるための方法について、ワイヤメッシュ層構造の最適化を図っている。その研究成果について報告する。