抄録
Tシャツの柄には、Tシャツ全体に柄があるものも考えられ、そのようなTシャツに対して仮想的に試着を行うことを可能にすることは重要である。Tシャツ全体に対して画像処理を加えるために、胴の部分を前後、袖の部分を左右の4つの部分に分けることにする。胴の部分に比べ袖の部分は傾きが大きく、裏表を厳密に分けることが難しいため、胴の部分での処理に加え、さらなる工夫が必要となる。そこで本稿では、Tシャツの袖の部分に対して、胴の部分との一貫性のあるアルゴリズムでの仮想試着が可能なTシャツの柄として、らせん状に特徴点を配置するTシャツの袖の柄について提案する。