大規模三次元顔形状データベースとCGアニメーション応用

抄録

これまでに我々は、三百名以上の被験者から主として発話に関与する同じ様な顔表情について三次元形状計測を行い、大規模なデータベース化を試みている。この大規模三次元顔形状データベースの応用の一つとして、187名分のデータに対する主成分分析結果を用いた少数パラメータによる顔形状の再構成と新たな顔形状合成、未知被験者の横顔輪郭を利用した三次元顔形状推定、また単一話者から得た発話時の運動を他の被験者へと投影するアニメーション技術を紹介する。