電車内における緊急情報提示法の検討

抄録

大規模地震等の災害時，テレビや電話等の情報通信機器が少ない公共空間において，避難指示といった緊急情報をいかに速く正確に伝えられるかは，災害被害を最小限に抑える上でも重要な社会課題である．本論文では，不特定多数の人が滞留する公共空間においてユニバーサルな情報提供サービスを実現するため，文字と手話アニメーションを用いて聴覚障碍者を含めた多くの人に速く正確に緊急情報を提供するための提示方法を提案する．