抄録
従来の画像認識システムでは、画像認識と画像符号化は独立して扱われてきました。本提案技術では、階層化した画像の一部のみをIoT端末(目)からエッジゲートウエイ側(脳)に転送し、エッジゲートウエイ側で画像認識を行います。これにより、IoT端末の消費電力を抑え、効率的なIoT向けの画像認識を可能とします。IoT端末からエッジゲートウエイに画像の必要な部分のみ送り、粗い画質で画像認識を行います。これにより、分散型の画像認識処理を低消費電力で実現します。最終的にクラウド側へは、任意形状の物体画像を送信するというところに特徴があり、様々な応用が可能です。