抄録
私たちは、常に誰かと関わり合いながら生きている。社会にはいろんなひとがいるなかでどのように人と関わっていくか、自分はどう人生を生きていくかは自分で選択できる。人が社会で共に生きるということは、柔軟で多様な考え方、受け止め方を認め、ひとそれぞれの生き方を認めることが重要であるといえる。私は助産師として、これまで女性の一生に携わる活動を行ってきた。これまでの活動を通して、多くの方々の想いに向き合いその方の人生を応援してきたが、同時に多くの困難と挫折感を感じてきた。それらから得たことは、私自身もまた社会の共生者のひとりであったことだ。これらの体験をまとめ報告する。