日本建築学会論文報告集
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200 例の耐震壁に関するせん断変形 R とせん断耐力比 Q/Q_u (0.80〜1.00) の関係
富井 政英武内 元機
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1968 年 153 巻 p. 41-48,84

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抄録
200例の無開口耐震壁実験の資料から, 終局時近傍のせん断変形Rとせん断耐力比Q/Q_u(せん断力とせん断耐力の比)の関係の統計的解析をおこなった。著者の富井はすでに, 74例のコンクリートおよび28例のモルタル無開口耐震壁実験の資料から, せん断力Qがせん断耐力(最大せん断力)Q_uに達した時のせん断変形R≒4.0×10^<-3> radianを提唱している。その後の資料収集で694例(日本 : 479, アメリカ : 215)を入手することができたので, この資料を次の三種類に分類し, より信頼できる関係を導びいた。Concrete : 132例(日本 : 41, アメリカ : 91)のコンクリート耐震壁から導びかれる関係Mortar : 68例(日本 : 68)のモルタル耐震壁から導びかれる関係Total : 200例(日本 : 109, アメリカ : 91)のコンクリートおよびモルタル耐震壁から導びかれる関係
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© 1968 一般社団法人日本建築学会
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