日本建築学会論文報告集
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浴室の必要換気量に関する実物実験 : 集合住宅における換気設備に関する研究 第 3 報
田中 俊彦村上 周三吉野 博
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1982 年 314 巻 p. 121-130

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抄録
(1)換気量が一定のとき, 天井・壁の結露量と乾燥時間の関係は直線的である。(2)天井・壁の結露量が140g(入浴時間約15分)で一定のとき, 乾燥時間y(min)は, 換気量x(m^3/h)の関数としてy=1920/x+25で近似される。(3)図4.6より, 換気量が100m^3/hのときは, 2〜3人の入浴(シャワー出湯時間10分〜15分)を想定すると, 床に残る水の影響を考慮して, 換気扇を90〜120分運転する必要がある。(4)給気口形状, 浴室外温度が乾燥時間に及ぼす影響は非常に小さい。
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© 1982 一般社団法人日本建築学会
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