日本建築学会論文報告集
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6 一層建築物に於ける桁材及び床版変形の横力分布に及ぼす影響 : 一方開放型非対称構造物(第2報・桁行壁体を有する場合)
山田 孝一郎
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1960 年 64 巻 p. 43-48

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抄録
有壁無壁のラーメンより構成され,桁行方向(震力と直角方向)に壁体を有せぬ一方開放型一層建築物に地震力の如き水平荷重が作用する時,床版には梁行方向(震力方向)に変形と回転が生ずる。この様な場合の建築物各部の応力分布を理論的に解析し構造設計上の指針を求めたものが前報告である。本文は前報告につゞくもので,桁行方向に壁体を有する一方開放型一層建築物の場合を取扱い,桁行方向の壁体が床版の梁行方向の変形及び回転を如何程拘束し,その結果,建築物各部の応力分布が如何に変化するか,また,桁行壁体の配置及び剛性が上記の事柄に如何なる影響を及ぼすか等を理論的に検討し,具体例よりそれ等の大きさを量的に把握したものである。
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© 1960 一般社団法人日本建築学会
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