日本建築学会論文報告集
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10 一層建築物に於ける桁材及び床版変形の横力分布に及ぼす影響 : 両端に梁行壁体を有する対称及び非対称構造物(桁行壁体を有する場合)
山田 孝一郎
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1961 年 68 巻 p. 67-75

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抄録
前報告において,有壁無壁のラーメンより構成され,桁行(震力と直角)方向に壁体を有する一方開放型一層建築物に地震力の如き水平荷重が作用するとき,桁行方向の壁体(以下桁行壁体と云う)が,床版の水平方向の変形及び回転(建物の捩れ)を如何程拘束し,その結果,構造物における梁行(震力方向)及び桁行方向の架構間の応力分布が如何に変化するか,また,桁行壁体の建物内の配置形式及びその剛性が上記事柄に如何なる影響を及ぼすか等につき理論的な解析をなし,具体例よりそれらの大きさを量的に把握した。本文は,両端に梁行壁体を有し,かつ桁行壁体を有する対称及び非対称な一層建築物について,前報告と同様な事柄を理論的に取扱い,構造設計上の指針を求めたものである。
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© 1961 一般社団法人日本建築学会
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