日本建築学会論文報告集
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1011 プラスチックフォーム充填材の2,3の性質(材料・施工)
波多野 一郎加藤 正守
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1961 年 69.1 巻 p. 41-44

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抄録
プラスチック発泡体には、塩化ビニール、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレンおよびユリアプラスチックなどがあり、保温、保冷材、音響および電気絶縁材、家具材等として盛んに利用されているが、充填材として利用された例は少くない。プラスチック発泡体は種々の優れた性質をもつているが、充填材としては、必要な性質を十分に具備していないためである。この研究は、ポリウレタンフオームにアスファルト質瀝青材を含浸させ、プラスチックフォームの特質とアスファルト質瀝青材の特質を併立させて充填材としての利用を計り、充填材として、アスファルト含有率、スランプ、付着性、吸水率,耐薬品性、耐熱性およびウエザーメーターによる老化促進試験等の諸試験を行つたものである。
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© 1961 一般社団法人日本建築学会
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