日本建築学会論文報告集
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1013 コーキング材の品質に及ぼす温度の影響(材料・施工)
波多野 一郎加藤 正守阿部 三朗
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1961 年 69.1 巻 p. 49-52

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抄録
最近コーキング材に関する規格が、JIS A5751として制定施行され、その品質については種々の試験を、温度20±3℃で行うことを標準とし、夏用あるいは冬用と表示あるものについては、それぞれ30±3℃,5±2℃で試験を行うことが規定されているが、その試験温度と品質との関係は明らかでなく、特に低温、高温の場合については根拠となる資料が殆んどないといつてよい。この研究は、コーキング材の品質におよぼす温度の影響を検討する為に行つたもので、温度を-5℃,5℃,30℃,70℃の四段階とし、各温度における収縮性、保油性、スランプ、付着性、硬化性をJIS試験方法により試験したものである。
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© 1961 一般社団法人日本建築学会
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