日本建築学会論文報告集
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1034 塩化物を含む防水剤および表面活性剤の鉄筋の発せい(錆)に関する研究(材料・施工)
大島 久次
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1962 年 76 巻 p. 34-

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抄録

市販防水剤および表面活性剤を鉄筋コンクリートに用いる場合に、防水性能および施工軟度の改善などに関する物理的試験については多数の試験データは見られるが、これらの混和剤が鉄筋の発せいにおよぼす化学的影響については理論的に研究されたものは割合に少ない。昨年の大会報告に引続いて,さらに入手し得た市販防水剤および表面活性剤を鉄筋コンクリートに用いる場合の研究を続け、一応の成果が挙がつたので前回のものも含めここに報告するものである。すなわちいくつかの混和剤は鉄筋コンクリートに用いることは不適当であり、これらはさらに改良を加えて市販さるべきであることを痛感したので、ここに成果の概要を報告するもので、詳細は論文報告集第74号(7月号)を参照されたい。

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© 1962 一般社団法人日本建築学会
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