日本建築学会論文報告集
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2118 軽金属構造材の合成樹脂接着剤接合に関する研究 : その2・ハイテンションボルトを併用した接合部(構造)
鶴田 明神山 幸弘鶴田 裕
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1962 年 76 巻 p. 164-

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抄録

アルミ合金の接着剤接合には強度上の問題施工上の問題等、数多くの難点があるが、その解決の一策として、ハイテンションボルトと接着剤を併用した接合部の実験を行ない、その性状を検討した。ボルトを併用した時の利点を挙げるとi)接着施工時の冶具が不要。ii)接着層の厚さを薄く、且つ一定に出来る。iii)ボルトの締付けによる摩擦力も期待出来る。iv)接着接合の最大の弱点である、振れ、曲げに対する性能を向上させることが出来る等々である。以上のことは全て接合部の強度を向上させ、バラツキの減少にも役立つ。

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© 1962 一般社団法人日本建築学会
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