日本建築学会論文報告集
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1009 ビニルアスベストタイル、有機系混和剤混入モルタル間の接着について(材料・施工,昭和38年度(仙台)大会学術講演要旨集)
井上 貞弘
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1963 年 89 巻 p. 9-

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抄録
モルタル下地へのビニルアスベストタイル貼着け施工時の剥離事故の原因は、(1)施工時の接着不完全、(2)被着材の容積変化に伴い接合部分に生ずる応力、(3)接着剤自身の変質、の3種類に分類できる。原因(1),(2)によって生ずる事故は両被着材の極性をより接近させることによって減少し得ると思われる場合が多いので、この研究では下地モルタルへの有機系混和剤の混入によって見掛け上の極性を改良し、それが接合強度と接着硬化速度に及ぼす影響について試験した。
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© 1963 一般社団法人日本建築学会
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