農業情報研究
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近縁係数のためのPrologによるコンピュータプログラムとそのビール大麦品種の近縁関係の解析への応用
水田 一枝, 佐々木 昭博, 吉田 智彦
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1996 年 5 巻 1 号 p. 19-27

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抄録
推論型コンピュータ言語のPrologを用いて,自殖性作物の近縁係数を一般的な場合についても計算できるプログラムを作った.Prologの持つ,推論,再帰的処理,バックトラックなどの機能を利用することにより,計算プログラムを単純なものにできた.福岡県農業総合試験場で育成したビール大麦品種とそれらの主要祖先品種との間の近縁係数を計算した.その結果,極めて少数の祖先品種が多くの遺伝的寄与をしていることがわかり,3品種の合計で約70%になった.品種’はるな二条’と他品種との近縁係数は非常に高い値を示し,51品種の平均で0.561であり,また近年の育成品種において低下の傾向はみられなかった.古い純系淘汰品種がその原品種と同一,または異なるとしても,最近の品種についての計算では大差なかった.対’はるな二条’近縁係数と麦芽エキスとの間には0.421の有意な正の相関があり,’はるな二条’と近縁なものの麦芽品質が優れる傾向があった.
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© 1996 農業情報学会
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