日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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サン·アンドレアス断層を横切る小河川の変形と適応
大内 俊二
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p. 138

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抄録
横ずれ断層による河川変形は、断層運動を推定するための重要な証拠とされており、河川の断層運動に対する反応についての研究が必要とされている。この度、明らかな横ずれ変位で知られるカリフォルニア州南部のサン·アンドレアス断層を横切る河川の平面形·縦断形の現地計測を行ったが、これらの河川の多くは、活発な横ずれ断層運動を反映して、断層の縦ずれ横ずれ比が河床勾配より小さいタイプAの変形を受けていると考えられた。また、半乾燥地域の間欠河川のため、河川プロセスによる流路の適応もあまり進んでおらず、縦断形にも変形が残ることが普通であった。滑らかな縦断形を持つ河川は、断層変位を受けていない新しいガリーか、古い屈曲谷の中に新しい流路が発達したものであった。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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