日本地理学会発表要旨集
2005年度日本地理学会春季学術大会
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ブラジル・パンタナールにおける熱帯湿原の持続的開発と環境保全(12)
南パンタナールにおけるスポーツフィッシングの発展と漁村の変貌
*丸山 浩明
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p. 182

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抄録

1990年代に発展した南パンタナールのエコツーリズムは、とりわけスポーツフィッシングの進展に大きな特徴がある。スポーツフィッシングの導入により、伝統的な魚取り漁師たちは、釣りガイドや生き餌捕獲漁師へと急速に経営転換を図った。しかし、その一方でさまざまな環境・資源問題が発生し、その解決を図るために釣りにかかわる多様な法規制が強化された。その結果、2000年以降、スポーツフィッシング客の流入が減少し、漁師の経営を悪化させてふたたび新たな経営転換を迫っている。

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