日本地理学会発表要旨集
2010年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 204
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日本で発生する霧の気候学的特性
*秋本 祐子日下 博幸
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キーワード: , 日本, 気候学
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抄録

 日本では、山岳や盆地、太平洋沿岸地域などで霧がよく発生する。霧は、発生地域の人々の生活に影響を及ぼすため、古くから様々な分野で研究が行われてきた。しかしながら、これまでの研究は、太平洋沿岸地域や盆地を対象とした事例研究が多く、気候学的な研究は少ない。また、霧の気候学的調査は、ほとんどが各地方で散在的に行われており、全国を系統的にまとめたものは、Nomoto(2003)や近藤(2006)などがあるのみで非常に少ない。さらに、これらの研究は主に、霧日数に着目して調査しており、霧の濃度や種類など霧の性質に関わる情報については全国を系統的にまとめた研究はない。 本研究では、霧の性質的な部分も含めて、日本で発生する霧の特性を調査した。
 発表では、特に濃霧と霧の出現特性について紹介を行う予定である。

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