日本地理学会発表要旨集
2014年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: P034
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発表要旨
UAV(自律型飛行体)を使った空中写真の活用
*長谷川 均磯谷 達宏小野 勇
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抄録
GPS制御で飛行する自律型UAVを用いれば,任意の時刻に,同一飛行ルートで繰り返し高解像空中写真を取得できる.この点において,環境計測や反復調査を必要とする分野でUAVを使用する大きなメリットがある.本研究では,UAVを使い高度50~100mで撮影したサンゴ礁浅海域,マングローブ湿地,河川敷の植生,断層トレンチサイトの空中写真,フルHD動画などの近接リモートセンシング画像を得た.自律型UAVを使った空中写真は次のような利点を持つ.撮影計画時に地理座標を入力できるので,同一地点の反復飛行(反復調査)が可能である.地理座標付きの超高解像写真の取得が可能で,長期モニタリングに最適である.搭載機器の交換で,近赤外画像,フルHD動画,レーダー画像(小型化が必須)の取得が可能である.曇天時に撮影すれば水面からのハレーションなどの無い写真が得られる。また、一定の光量下での写真を得ることができる.
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© 2014 公益社団法人 日本地理学会
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