日本地理学会発表要旨集
2017年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: S1607
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発表要旨
統合的適応策-ヒートアイランド研究と緑地機能の研究の統合
*市橋 新常松 充展日下 博幸
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抄録

適応策の実施にあたって自治体は、不確実性への対応に苦慮している。海外先進自治体においては、後悔しない適応策として緑の多様な機能や柔軟性を活用した対策が取られている。東京都環境科学研究所では、今まで積み上げてきたヒートアイランド対策研究や緑の多様な機能の研究、気候変動適応策導入法の研究等を統合的に活用し、港区の一部地域における緑地の暑熱緩和効果を高精度にシミュレーションする共同プロジェクトを筑波大学と東京都都市整備局と実施している。今後は暑熱緩和効果に加え、生態系への効果も合わせて緑地の最適化を視野に統合的適応策を目指したい。

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© 2017 公益社団法人 日本地理学会
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