日本地理学会発表要旨集
2018年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 828
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発表要旨
岩手県一関市 菓匠松栄堂のローカルニッチ戦略
近きもの喜びて遠きもの来る
*平山 弘
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抄録
1.概要
 本研究は「中小・零細企業に必要とされるプラットフォーム化とブランド価値創造戦略の重要性」の一環としておこなっているものであり、その研究の意味するところは、本研究テーマに則ったプラットフォーム化について、特に東北地方の岩手県のクリエイティブな企業での調査研究を通して、ニッチではあるけれども、日本国全体、および世界全体から見れば大きな市場であるという観点から報告することになる。いわばエコロジカルニッチ産業の検証とその分析およびそこから明らかにされる新たなブランド価値の探究である。ここでは、創業から百十四年を迎え、松栄堂の持つDNAとも言える、「近きもの喜びて遠きもの来る」という、いわばローカルニッチにもつながるその心意気と生産工程および付加価値づくりについて提示することになる。
2.松栄堂の概要と沿革
2-1. 松栄堂の会社概要
 店舗戦略
 SWEET FIELDS SHOEIDO
2-2. 松栄堂の沿革
 松栄堂の店主とエポックメーキング(画期的な出来事)
3.ローカルニッチ戦略
  近きもの喜びて遠きもの来る
  エコロジカル・ニッチ戦略
  ローカルニッチからグローバルニッチに至るプロセス
  松栄堂のプラットフォーム
4.商品構成から見えてくるもの
(1)定番商品
(2)季節限定・数量限定
(3)通常商品の増加とアイテム数の拡大
5.今後に向けて
(1)菓子匠の持つ意味
(2)和菓子と洋菓子の配分
(3)和菓子店としての兵站(ロジスティクス)
(4)グローバル・スタンダードとしてのHACCPへの取組み
【謝辞】本研究はJSPS科研費 JP16K03966の助成を受けたものです。
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© 2018 公益社団法人 日本地理学会
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